外耳道炎

外耳道炎

耳の痛み、耳だれ等で発症します。耳の痛みは中耳炎でも起こりますが、耳たぶをひっぱって痛みが強くなるときは外耳道炎のことが多いといわれています。

(写真)耳の中の皮膚がただれて、少し耳だれも出ています。鼓膜も一部腫れています。

外耳道炎は、耳の穴の皮膚に細菌や真菌(かび)が感染を起した状態で、プールに入った後に起こることもありますが、圧倒的に多いのは、耳掃除をし過ぎてなるものです。耳の穴の奥の皮膚はごく薄いので、ちょっとした刺激で傷がついたり荒れたりします。一度なりますと、かゆいので耳を触る→傷がつく→かゆくなる→また触る→・・といった悪循環にはまりますので、特に固い竹の耳掻きでの耳掃除はしないほうが良いでしょう。

真菌外耳道炎

(写真)外耳道の中に真菌(カビ)の塊が見られます。皮膚はただれて腫れています。

外耳道炎の治療は、主に局所への点耳薬、軟膏塗布などで行います。原因が細菌なのか、真菌なのかまたはその両方なのかで治療法が変わってきますので、耳だれの培養検査などをすることもあります。